教室エピソード:左馬を書いてみよう

書道

― 大人向けの教室イベント:午年にあたり節目を寿ぐ ―

講師が揮毫した左馬

新年初教室のイベントとして、「左馬(ひだりうま)」を書きました。

左馬は、「馬」の字を左右反転させた形で、古くから縁起の良い文字として親しまれてきました。「舞う」に通じる語呂や、福を招く象徴など、さまざまな意味を重ね持つ文字です。
午年にあたり、節目を寿ぐ題材として取り上げました。

実際に書いてみると、普段とは異なる感覚に、戸惑いを覚えた方も多かったようです。
線の進む方向、始筆の位置、筆を入れる角度…
すべてが左向きになることで、これまで身につけてきた筆づかいを、改めて意識的に確認しながら書く必要がありました。

普段の書では、ある程度身についている動きも、向きが変わるだけで判断が難しくなります。一画ごとに「どこから入り、どの方向へ運ぶのか」を考えながら書くことで、筆づかいの基本を見つめ直す時間となりました。

今回はお手本を設けず、それぞれが文字の構造を捉え、試行錯誤しながら制作しました。赤い色紙に現れた左馬は、一点一点に個性があり、並べてみると実に表情豊かです。

縁起を楽しみつつ、書の基礎に立ち返る。
遊び心と学びが自然に重なった、大人の方ならではのイベントとなりました。

今後も、書く楽しさと理解の深まりを大切にした企画を、教室で続けていきたいと思います。

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