マクロポーラス型 親水性キレート樹脂『totKnow HYシリーズ』

当社オリジナル
水溶液中の微量金属元素の吸着性能に優れた、まったく新しいタイプのキレート樹脂 です。

キレート樹脂は水処理、化学工業、半導体、医療など多くの分野の吸着・分離プロセスに利用されています。なかでもスチレン系マクロポーラス型樹脂は化学的な安定性や高い耐久性、また吸着反応の速さなどから、広く利用されている基材です。

その一方でこの基材樹脂は疎水性であるため、水溶液中に溶解する金属元素の吸着には不利に働きます。

totKnow HY シリーズ』はスチレン系マクロポーラス型基材樹脂に高い親水性を付与し、水溶液中における微量金属元素の吸着に特化した、まったく新しいタイプのキレート樹脂です。

インタビュー記事< 春香クリスティーンさんによるインタビュー記事が掲載されました >

『totKnow HY シリーズ』の特長

  1. 高耐久性と親水性とが融合した新型基材樹脂
  2. 低濃度金属元素の捕捉に特化した独自設計
  3. 目的に応じた粒度でご提供

水に含侵したときの比較

HYシリーズとの比較

左:totKnow HY シリーズ … 水とよく馴染むため樹脂が沈降しています。

右:従来の親水性キレート樹脂 … 水となじまない樹脂がいつまでも浮遊しています

製品仕様

図1. 吸着特性例:Cu

事例紹介

微量金属の吸着性能を示す実験データ

以下のグラフは、totKnow HY シリーズ を充填したカラムで、お客様の2種類の薬液を処理する前後の金属元素濃度を示したものです。

図2. 微量金属除去への適用事例

特に注目すべきは、Cu(銅)、Ni(ニッケル)、Zn(亜鉛) などの金属が明確に吸着されている点です。一方で、Al(アルミニウム)、Cr(クロム)は処理前後でほぼ変化がなく、当樹脂が選択的に吸着していないことがわかります。これらの吸着特性は液性にも依存します。

縦軸の濃度の単位がppbであることにご注目ください。

totKnow HYシリーズは、薬液中のごく微量な金属濃度にも対応し、高い吸着性能を発揮 します。金属除去・回収をご検討中の方に最適なソリューションです。

利用事例

除去

  • 無電解銅めっき(エチレンジアミン含有)水洗水からの銅イオン除去
                  吸着剤種類:HYχ-PM
                  水洗水中の銅濃度:導入前25ppm ⇒ 導入後2ppm

回収

  • 金めっき(酸性浴)水洗水からの金回収
                  吸着剤種類:HYχ-PM
                  水洗水中の金濃度:導入前4.5×102ppb ⇒ 導入後5.0ppb

  • インジウム含有排水からのインジウム回収
                  吸着剤種類:HYχ-AC
                  排水中のインジウム濃度:未処理30ppm ⇒ 循環処理後4ppm

  • キャタリスト廃液からのパラジウム回収
                  吸着剤種類:HYχ-PM
                  廃液中のパラジウム濃度:未処理180ppm ⇒ 循環処理後2ppm

このような場所で、目的で、お使いください

  1. 高付加価値のものづくり現場に
  2. 資源循環に
  3. 通液するだけで手軽に分離・精製

貴社の開発支援もいたします

スチレン系およびメタクリレート系マクロポーラス型基材樹脂から各種官能基の導入まで、オリジナルの吸着剤を試作から量産までお手伝いします。「既存製品に満足できない」、「こうしたらもっと良くなるはず」などのアイディア実現に向けた全力サポートをお約束します。